2月11日の今日は「建国記念日」です。
日本の「建国記念日」は、初代「神武天皇」が御即位された日「紀元節」に由来しており、カレンダー等には「建国記念の日」と表記されています。
「紀元節」とは、「辛酉の年春正月朔(旧暦:紀元前660年1月1日 )」に、日本の初代天皇が御即位された日で、新暦では、2月11日になります。
「建国記念日(紀元節)」は、日本の国のはじまりを意味する、とても大切な日になります。
では、なぜその大切な記念日が、「建国記念日」ではなく「建国記念の日」なのか?
それは、日本最古の歴史書「古事記」が成立される1000年以上も前に神武天皇が御即位されているため、それを証明ができない。神武天皇が本当に御存在されたのかを明らかにできない。ということで、「の」を入れ「建国記念日」の意味を薄れさせているのです。
ここで大切なのは、証明できないとか、御存在が明らかではないということではなく、橿原神宮や枚岡神社など由緒ある宮が造られ、今でも大切にお祀りされているという事実ではないでしょうか。
【橿原神宮】
約2680年前、神武天皇は橿原の地に「橿原宮」を創建し、初代天皇として即位されたと伝わっており、1890年(明治23年)に、神武天皇と皇后の媛蹈韛五十鈴媛命をお祀りするため、天皇の宮があったとされる橿原の地に「橿原神宮」が創建されました。
【枚岡神社 (元春日)】
太古の聖域といわれている、河内国一之宮 枚岡神社の創祀は、初代天皇の神武天皇が即位される3年前と伝えられており、2680年以上歴史のある古社。まさに神話の時代に遡ります。
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